共同研究先である米国ミズーリ州立大学での予備研究により、既存の局所麻酔薬の一つが抗酸菌に対する抗菌薬活性を顕著に高めることが示されており、本研究では、その相乗効果の分子機構解明(米国側)およびMAC菌の臨床分離株を用いた有効性検証(日本側)を日米共同で進めます。さらに、耐性菌出現時には全ゲノム解析を行い、その機序を明らかにする計画です。本研究では、既存薬を新たな用途に応用する「ドラッグ・リポジショニング」による研究であり、新規治療薬開発が困難な本疾患領域に新たな突破口をもたらす可能性があります。
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