教室の歴史

寄生虫学教室の歴史

慶應義塾大学医学部における寄生虫学教室は,国内で最も古い寄生虫学教室として1920年(大正9年)に産声をあげた伝統ある教室です。今でも学生の教育と研究室に使われている予防医学校舎(写真右上)は,1929年(昭和4年)に建築された歴史的建造物です。

今後感染症学教室の研究スペースの半分は予防医学校舎に残りますが,半分は総合医科学研究棟2階に移り,活動を行います。

これまでの歩み

1920年(大正9年)宮島 幹之助 教授
  • 病理細菌学教室の寄生虫部として発足
    (国内では最も古い寄生虫学教室)
1924年(大正13年)小泉 丹 教授

予防医学校舎
(文化財的建造物)

  • 1929年(昭和4年)予防医学校舎の建物へ
  • 1937年(昭和12年頃)寄生虫学・熱地病学教室
  • 1945年(昭和20年)山形県大石田に疎開
  • 1947年(昭和22年)三鷹に移動
1948年(昭和23年)松林 久吉 教授
  • 1954年(昭和29年)予防医学校舎の建物へ復帰
1973年(昭和48年)浅見 敬三 教授
1986年(昭和61年)竹内 勤 教授
  • 熱帯医学・寄生虫学教室へ
2013年(平成25年)岩田 敏 教授

総合医科学研究棟

  • 感染症学教室へ
    予防医学校舎&総合医科学研究棟
2019年(令和元年)長谷川 直樹 教授  

寄生虫学教室の研究テーマの変遷

歴代教授の研究テーマを簡単にまとめました。これらのテーマを見ておりますと,近代化への時代の変遷をみることができます。また,現在わが国では少なくなったものの,依然として重要な疾患が含まれています。

歴代教授の主な研究テーマ