研究への取り組み

研究テーマ

5.新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のウイルス学的研究

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は2019年の発生以来、次々と出現する変異株による感染の波が繰り返されています。バイオセーフティレベル(BSL)3実験室を活用して、ウイルス学的な観点から、①新規消毒薬の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果の検証、②SARS-CoV-2の病態解析に関する研究に取り組んでいます。

10.微生物検査診断系の構築・デジタル技術の検査診断への応用・感染症免疫の解析

臨床分離株を用いた薬剤耐性の疫学調査や新規薬剤耐性機構の解明などに取り組んでいる他、Digital Microbiologyとして、画像解析技術やAIを活用した新しい病原体診断系の開発などを産学連携して実施しています。また、臨床検査システムを活用したワクチン関連の評価研究などにも取り組んでいます。

11.肺非結核性抗酸菌症、気管支拡張症の末梢気道病変に着目した病態解明

肺非結核性抗酸菌症、気管支拡張症の外科切除肺を分子生物学的指標とともに病理学的に評価し、様々な気道部位由来のヒト初代気道上皮細胞培養における遺伝子編集による検討も合わせ、病態解明を目指します。最近では、空間的トランスクリプトームやシングルセルRNA解析などの手法を取り入れています。